4STEPPER’S DELIGHT

マイケルローチ直伝、夢を叶える4つのステップや元気になる考え方をお伝えします。

一人暮らしの効能

f:id:stagears777:20171119005100j:plain

 

何年かぶりに地元に引っ越してきた。

見慣れた町は変わったところもあれば、変わっていないところもあって、時が止まっているような、でも足早に去っていったような不思議な感覚がある。

 

引っ越しの荷物は軽自動車2台に収まる程度。だいぶ質素な生活をしてきたと思う。

 

しかし、実家に帰ればそれも多くはただの荷物だ。しばらくは片づけに追われそうな予感がする。

 

地元に体を慣らせるため、町を少し歩く。

昔の懐かしい記憶がよみがえるときもあるが、ここに自分がいることにまだ違和感を感じてしまう。

 

体がまだ東京に残っている感覚もあるのだと思うが、何よりも自分自身が変化したのだろう。

 

家を出たことで、本当にたくさんの経験をしてきた。

寒い部屋で凍えそうになりながら寝たり、料理に失敗してたくさん食材をだめにしたり、友達と夜な夜な語り合ったり、全裸で踊ってみたり(笑)

 

ひもじい思いもたくさんしたし、楽しい思い出もたくさん作れた。

一人でさみしい分、時間を共にする誰かを大切にしようとも思えた。

 

地元に帰ってきて、久しぶりに親が作るご飯を食べる。

一人暮らしの時に食べるおかずの何倍もの種類の料理が食卓に並べられる。

 

うまいうまいとうなりながら、全力で頬張る。

米一粒残さず、最後まで食べきる。

 

心から「おいしかった、ごちそうさまでした」と言って食器を片付け、洗う。

 

家を出る前、当時の自分が当たり前だと思っていたことに、本当に心から感謝ができるようになっていた。

誰かに作ってもらえる料理は本当にうまい。

 

感謝の心なんてみじんもなかった当時の自分に対して、変わらない料理を提供してくれていた親は偉大だ。見返りなんていらない、与える幸せを知っているんだろう。

親子関係は尊い。自分が親になったら余計にわかることなのかもしれないね。

 

1~2年は地元に住む予定だけど、あの時住んでいた地元とも違うし、あの時の自分とも違う。

また更に新しくなった自分で生きる地元は、どんな世界を見せてくれるのだろう。

 

一人でも生きていけるけど、一人でなんて生きていかないように。

誰かがそばにいてくれることを当たり前だなんて思っちゃいけない。

 

一人暮らしで得たことは、一人で生きていける能力を手に入れたことと、

当たり前だったことに感謝できるようになることなんだね。

 

与える喜びと与えられる喜びをいつも感じていながら生きていきたいと強く思った。