4STEPPER’S DELIGHT

マイケルローチ直伝、夢を叶える4つのステップや元気になる考え方をお伝えします。

価値観を押し付けないこと

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マジックアワー、最高です。

 

望月さんのメルマガがあまりにも素晴らしかったので今回はこちらをシェアさせていただきます

 

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■ 1)まずは相手の「当たり前」を理解しよう
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┌1)言語に普遍の法則はあるか
└──────

1976年、ダニエル・エヴァレットは
大きな使命をおびて
アマゾンの奥地に
向かいました。

キリスト教の伝道師として
未開の部族ピダハンを
啓蒙するためです。

妻子を連れての
覚悟の上での移住でした。

マヤ語をマスターした彼には
大きな野望がありました。

それは、世界ではじめて
ピダハンの言葉を翻訳した
男になることでした。

チョムスキー理論の信奉者であった
エヴァレットは、どんな言語も
普遍的な原則があると
信じていたのです。

しかし・・・

待っていたのは
想像を絶する現実でした。

エヴァレットは共同生活を通して
ピダハンと交流をしました。

しかし、そこには西洋人の
考える友好はありませんでした。

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ケース 1 
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エヴァレントの妻と子が
マラリアにかかって
苦しんでいるときも
ピダハンは何も同情して
くれなかった。

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ケース 2 
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ピダハンの乳児が重症になったとき
エヴァレントは一家総出で
看病をしたが、誰も感謝せず
それどころか
乳児にアルコールを流し込み
殺してしまった。

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ケース 3 
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ピダハンの社会には儀式も
伝承もなく、全く理解の
糸口がみえなかった。

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絶望しかけたエヴァレントでしたが
あるとき、大きなきっかけを
つかみます。

┌2)まずは相手の「当たり前」を理解しよう
└──────

それは、小屋の草葺を替えるために
ピダハンの男たちと
一緒にジャングルに入ったときでした。

そこで、エヴァレントは
衝撃を受けました。

ピダハンの民族は
言語を超えた特殊な感覚で
コミュニケーションを
とっていたのです。

彼らは言葉を使わず
口笛で会話をしていました。

石の落ちる音、
水面の泡
落ちている枝

あらゆる兆しから
ジャングルの現状を
把握しているのです。

天気を予測するのはお手の物。

さらにはごくまれに頭上を通過する
飛行機の時間まで予測していた
そうです。

そこから、エヴァレントは、
大きな氣づきを得ました。

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彼らには「未来」も「過去」もなく
「現在」だけを生きている

∴‥∵‥∴‥∵‥∴

すなわち、ピダハンは
無知な未開の部族などではなく
ジャングルにおける
究極の「現実主義者」
「合理主義者」だったのです。

彼らにとっては、
厳しいジャングルで生き抜くためには
人の死を悼んだり
お祝いをしたり
思い出にひたることすら
エネルギーの浪費だったのです。

エヴァレントの発見は
言語学の世界を
大きく揺るがし
今でも論争の的になっています。

いかがでしたか?

人はその数だけ
「当たり前」を持っています。

その人の生き方は
その人の見ている世界の中では
一番「合理的」で「現実的」
なのです。

こう考えると、
コミュニケーションの
難しさが和らぐでしょう。

まずは相手の「当たり前」を
理解すること。

その先には想像を超える
豊かな世界が待っていますよ。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

望月俊孝

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本日のエピソードは
下記の文献を
参考にしました。
感謝申し上げます。

「マスタリー
 仕事と人生を成功に導く
 不思議な力」P.231-234

2015年 新潮社
著者 ロバート・グリーン
訳者 上野元美

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昨日は3組の方々と打ち合わせを兼ねたお茶をしていました。

普段は相手の話や悩みを聞いたりして最後にちょっとアドバイスをしてあげるくらいの内容が多いのですが、最近は色々と学びがあったので伝えたいことがたくさんあったんですね。

 

話を聞いているといつもなら全く感じないんですが、もっとこうしたらいいのにとかそんなんじゃだめだろうというイライラした感情が。

 

ふとその感情に気づき、いけないいけないと自制しましたが、頭でっかちになればなるほど誰かの価値観を否定しがちです。

 

まずは相手の価値観を理解し、受け入れること。

そしてその上で自分の考えを伝えるというのが大切です。

どんなに多くのことを学んでも、いつまでも学び足りることはないんだと謙虚な姿勢を忘れないようにしたいですね。