4STEPPER’S DELIGHT

マイケルローチ直伝、夢を叶える4つのステップや元気になる考え方をお伝えします。

コツを掴む瞬間〜餃子作りからボイトレへ〜

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昨日は友達の家でギョーザ作りをしてました。

ただ餃子を作って焼いて食べながら飲むだけの会だったんだけど、思いのほかあんを作りすぎて、大量のギョーザを作るはめになった。

 

基本的に手先はスーパーがつくほど不器用なので、ギョーザはワンタンのようになったり、肉がはみ出てしまったり…。

そもそも1枚の紙から折り鶴すらちゃんと折れない男が、皮とあんが複合されたギョーザなんて作ってはいけないんだ。

しかしあんは一向に減らないので、黙々と下手くそなギョーザを作り続ける。

 

一人ギョーザ作りが上手い友達がいたので、やり方を見せてもらうけど、全く再現出来ない。

正直めげる。

でも腹が減ってきたんで、早く食べたい一心でとにかく作り続けるしかない。

ただ友達とあーだこーだ言いながら楽しく下手ギョーザを量産していた。

 

すると50個近く作った当たりで、一つ完璧に近いギョーザが奇跡的に出来上がった。

なんの前触れもなく奇跡のギョーザ(笑)が出来上がったんで、まぐれだろうと思ってもう一個作ると同じクオリティの物が出来る。

 

どうやらコツを掴んでしまったらしい。

 

それ以降、さんざん序盤で生成された愛すべきクソギョーザは姿を見せなくなってしまった。

 

停滞と継続

 

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何かを会得したり、上達しようとするというのは、階段を登る感覚よりも、壁を一気にかけ登る感覚に似ている気がする。

徐々に目に見えるようにうまくなっていくというよりも、気づいたら一気にうまくなっているっていう感じ。

 

僕は歌が上手くなりたくてボイストレーニングに通っていた時期があったんだけど、その時の上達の流れも同じだった。

 

僕が通っていたボイストレーニングは発声のための筋トレがメインで、一つ一つのトレーニングがなんの役に立つのか全くわからない。

トレーニングの論理的な説明もあまりなくて、トレーニングをして少し音階のハミングをやって、歌って終了。

正直ここで上手くなるのかっていう疑問が頭からこぼれ出しそうだったけど、近場ではそこしか通うところがなくてとにかく上手くなりたくて通ってた。

 

でも、目に見えて上達することもなくて、録音した音源を聞いても先週と何が変わったのかはあまり良くわからない。

自分なりにトレーニングした事を踏まえながら工夫して歌ってみても、喉に負担がかかったり体が疲れるだけで、劇的に何かが変わるわけじゃない。

 

でも他の生徒は明らかに歌がうまかったし、なにかあるに違いないとちゃんと課題だけはこなしていた。

 

突然の成長

 

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しかし、ある日運命の時は訪れる。

 

ボイストレーニングに通って数カ月が立ち、久しぶりに友達となんの気も使わないカラオケに行った時。

なんの気無しに大好きなCHEMISTRYを歌ってみたら、いつもギリギリの感覚で出すキーがあっさりと出た。

 

ん?? とおもって、体の使い方を意識しながらもう1度同じフレーズを歌ってみるも、いつものきつい感じ。

 

いったいなんだ!?と思って、追求したくなったけど、友達ときてる気楽なカラオケなので、体の使い方や音程を意識せずゆるーく歌うことを決めて歌ってみたら、今までで一番うまく歌えたし、友人からの評価も高かった。

 

恐らく鍛えてきた筋肉と、こう歌いたいという意識もしくは神経がいい具合に力が抜けたことで繋がったんだと思う。

 

体調にこそよれど、自然にして力むことさえなければ、その感覚はいつでも再現でき、それ以降は楽に声が出せるようになった。

ビブラートやハイトーン、ミックスボイスに表現の仕方…様々なテクニックは全て同じように会得して、うまくなっていったと思う。

 

コツをつかむ瞬間

 

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コツをつかむ時は徐々に掴むのではなく、一気に掴んで自分のモノにしていくことが多い。

努力をして回数を重ねてもなかなか目に見える上達がないからイヤになってしまうことが多いんだけど、実は目に見えないコツポイントのようなものが貯まっていて、それが一定のレベルに達すると自然と使えるようになるんだよね。

 

ただコツをつかもうとしすぎたり、ものにしようとしすぎると体に力が入ってしまい、会得した能力も上手く発揮出来なくなってしまうことがある。

コツをつかむためにトレーニングを積み更に工夫をし続けることは大切なんだけど、実はすでにものになりそうなのに意識しすぎてコツをつかみ損ねているケースも多い。

 

そこには遊びが必要で、こんなふうにやってみようとか、何も考えず楽しんで取り組んでみたりすることが重要だったりするんだよね。

それはあーだこーだ言いながら楽しく餃子を作ったり、友達と気楽なカラオケに行ったり、トレーニングとは少し離れたところにあるものなのかもしれない。

 

コツを掴むための努力はしっかり続けるんだけど、掴みかけたコツを使えるように引き出すためにも遊びをもっと取り入れていこう。

やっぱり真面目すぎるよりも、ちょっと遊び心や余裕があるほうがうまくいく。

 

遊びや余裕があるからこそ、新しい気づきや発想を吸収出来て、人は進化していけるんだろう。

 

大切な努力ともに、いつでも心に遊びと余裕を。

 

 

コツコツやるだけがコツではないみたいだ(死)