4STEPを支える基本概念 ”空” とは
昨日の記事ではいきなり4STEPについて書いてしまいましたが、
今回は”空(くう)”という概念について書いていきたいと思います。
ゲシェも”空”を理解することが一番大事なことだと言っていました。
空は英語でemptynessと訳されますが、どのような状態なのでしょうか?
何も考えないこと?それとも頭に常に流れてくる考えを手放すこと?
それとも目の前の出来事を良い悪いとジャッジしないこと?
そのどれもが正しいようで違うんです。
では”空”とはいったい何なのでしょうか。
ゲシェは身近にあるペンを使って空を説明します。
ペンを使った”空”のデモンストレーション
ゲシェは一つの物体を取り出し、「これは何ですか」と聴衆に問います。
もちろんまぎれもなくペンで、みんなペンと答えます。
次に「子犬がここにやってきて、子犬の前でこのペンを振りかざしたとしたら、
子犬にとってはこれは何になるでしょうか」とゲシェは問います。
子犬のとってはきっと遊び道具のように映るでしょう。
この場合は「おもちゃ」が正解になります。
「では、ペンとおもちゃ、どちらの認識が正しいですか」
・・・
どちらも正しいですよね?犬にとってはおもちゃだし、人にとってはペンなのです。
では最後に、
「今この部屋にこの物体(ペンのこと)を置いて、犬も人も部屋から出ていった場合、これは何でしょうか」
・・・
???
私はこれを聞いた時、ちょっと思考停止してしまいました。
ペンでもあるだろうし、おもちゃでもあるはずのもの。
でもそれを決める人がいない状態・・・。
ゲシェは言います。
「人も犬も部屋から離れたとき、これは確かに存在するけど何であるかはわからない
”何でもないもの”になりますよね、これこそが”空”なのです」
そして人が部屋に入ってくれば、それはペンとなり、犬が入ってくればそれはおもちゃになります。
ペンはペンだからペンになったのではなく、私たちのマインドがペンをペンたらしめているということなのです。
分かったようでわからない不思議な感覚。
ゲシェはこの話は3000回聞くべき話=そのくらい聞いて考えないとわからない話だと言っていました(笑)
youtubeにゲシェ本人の説明動画があったので、ご覧ください。
ゲシェ・マイケルがペンを使って「空」を説明 【ダイアモンドの知恵ジャパン】
私たちのマインドが現実を作る
この”空”のデモンストレーションからわかることは、「私たちのマインドが私たちが今見ている現実を作り出しているということ」です。
ゲシェ曰く、私たちのマインドは1秒間に65個もの種というものを飛ばしているようで、それが発芽することで目の前に映像化されて現実を映し出しているとのこと。
それはホワイトスクリーンに映写機で映画を映し出すようなもの。
映写機ですら1秒間に40コマほどですから、マインドはより滑らかな現実を映し出しているということになりますよね。
この場合、ホワイトスクリーンが”空”で映写機が私たちのマインドに当たります。
この種は生きている間中、ずーっと植えられ続けているとゲシェは言っていました。
意識しなければ、無意識に植えられた種の発芽という現実の中で生きていくことになるのです。
しかし、植える種はコントロールすることができます。
それこそが昨日記事にした4STEPなのです。
もう一度具体的に4STEPをおさらいしてみましょう。
お金を増やす4STEP
4ステップは
①明確な目標を持つ
②似たような目標をもつパートナーを見つける
③パートナーをサポートする
④サポートしたことを思い出し、役に立ったなと思いながら眠る
でした。
多くの人の共通の願望でもある、お金を増やすという目標を例に考えてみましょう。
①明確な目標を持つ➡10万円収入を増やす。
②パートナーを見つける➡10万円増やしたいとおもっている人を見つける
次のSTEP3、パートナーをサポートするというステップが実際に種を植える作業になります。
③パートナーをサポートする➡パートナーにお金をあげる
(※もちろん収入をあげるための具体的なアドバイスや悩み相談にのってあげるなどでもいいです。
ゲシェは実際に100ドルお金をあげていました。)
お金をあげたときに、そのお金をあげたという映像がマインドに入って種になります。
お金をあげた場合はしっかりと受け取ってもらわないと種植えは完了しません。
④コーヒー瞑想➡お金をあげたパートナーの笑顔を思い出しながら眠る。
このコーヒー瞑想が重要です。植えた種は24時間で2倍に成長します。
毎日お金をあげたときのことを思い出しながら、役に立ったなぁ~と思い、眠るのです。
これで4ステップは完了です。
こんなもんでいいのかという感じですが、とにかく4ステップだ!とゲシェは言い続けていました(笑)
実際、ゲシェがリトリートハウスを作ろうとしたとき、資金繰りがうまくいかず、借金も返せなくなり破産しかけた時がありました。
寄付金を募って少しお金が集まったのですが、どうにもこうにも首が回りません。
そこでゲシェは、4STEPを使います。
「ライバルのリトリートハウスにお金を寄付しよう」
これで本当に手元にある寄付金をすべてライバルに寄付してしまったのです。
しかし、その後すぐに莫大な金額の寄付が集まり始め、あっという間に借金を返済。
無事リトリートハウスも建設されたとのことでした。
要するに寄付が欲しい人たちに寄付をすることで、種を植えたというわけですね。
こんな驚くような話が、ダイヤモンドの知恵の実践者の間では山のように存在しています。
空の理解と4STEP
長々と書いてしまいましたが、空の理解と4STEPがゲシェのロジックで最も重要なものでかつ、ベーシックなものとなります。.
一見すると簡単な内容ですが、私も理解していないもっともっと深いところがたくさんあるんですよね。
これからも研究と実践を続けていきたいと思います。
1度植えた種は100年経ってもなくなりません。
発芽する=現実化するまでは必ず残り続けています。
今までにもいい種を植えている方もたくさんいると思うんですよね。
善行をしてきたけど、全然報われなかったという人は結構います。
多くの人は④のコーヒー瞑想が足りておらず、
種は植えても水やりができていない状態なのです。
まずはコーヒー瞑想をしっかり習慣化するところから始めてみてはいかがでしょうか。
自分がした良いことを思い出し、ニヤニヤしながら眠るだけなので簡単ですよね(笑)
だまされたと思ってやってみてください。少なくとも自己肯定感が一気に向上します。
Peggy und Marco Lachmann-AnkeによるPixabayからの画像
Nattanan KanchanapratによるPixabayからの画像