不安とどう付き合っていくか
昼間はあんなにポカポカ陽気だったのに、木枯らしが猛威を振るった今日。
押し入れに眠っていた伝説の鎧、ヒートテックの封印を解いてしまった。
季節は急に穏やかに、かつ急激に移り変わる。
あっという間に、冬に覆われた一日。
ここ数か月で人生が劇的に変化してきた。
じぶんの中での大切なものに対する価値観が大きく変わったのだ。
大切にしたいと思える人との出会いが、そのきっかけを作る。
今までは自分の人生をいかに豊かにするかがテーマだったんだけど、
それほどの決意はなく、だらだらと過ごしてきた。
豊かになりたいわけではなく、ただレールから一度外れてみたかったのだ。
新卒という枠から外れて、勢いだけで脱線していった結果、
レールから外れるという夢は簡単にかなってしまって
そこから豊かになることに本気になれない自分がいた。
でも、もう後戻りはできないし、やるしかないって気持ちで今までやってきた。
だけど、心は正直だよね。年月がたつごとに疲弊していく。
すこしずつメッキを塗ってごまかしてきたけど、どんどんはがれやすくなっていくんだ。
立ち止まることができずにいたとき、思いもしないところから大切にしたいと思える人と出会う。
じぶんの人生という1つの視点から、大切な人との人生という新たな視点が加わった瞬間だ。
その人は人生にいつも本気で向き合ってきて、考えることを恐れない人だった。
考えては壊し、また考えては本当にこれでいいのかと納得のいく答えを愚直に探し続けることのできる人。
今の自分に足りないものを、完璧に兼ね備えている人だった。
この出会いをきっかけに、大切な人を大切にし続けられるじぶんでいるために
何が必要か、本気で考えるようになる。
人生の優先順位がガラッと変わり、環境も自ら選択し大きく変化した。
すると、よく見知った居心地のいい世界から、まったく知識のない見知らぬ世界に
飛び込んだような気持ちになり、一気に不安が押し寄せる。
じっとしていられない、とにかく何かをしていないと不安に押しつぶされそうになる。
そんなじりじりとした感覚。
はっきり言って、いい精神状態ではない。抜けられるならこの状態から早く脱したいと思う。
でも、不安に思うということは、同時に成し遂げられるということを意味するんだ。
絶対にできないことは、不安に思うことすらない。
というかあなたの目の前に問題として現れない。
丁度いいあんばいで、あなたが乗り越え成長できるアスレチックみたいなものだ。
だから不安になるときは、「今できること」をすぐやるようにして、できるってことを腹に落とし込むようにしている。
まさにこのブログは「今できること」だ。
家から出て、デニーズのコーヒーに癒されながら書いている(笑)
新しいことをするとき、必ず不安は顔をのぞかせる。
でもそれは、あなたを陥れようとするのではなく、
あなたならできるということを暗に示す友人であり、
できることを先延ばしにさせないためのちょっと厳しい鬼コーチなのだ。
不安を消そうと躍起になるのではなくて、よきパートナーとして共に進んでいこうと思う。
まだまだ、夜は長い。木枯らしの余韻を感じながら未来の自分に思いを馳せよう。