時間が人生を作る
twitterを見ていたらこんな画像が。
最低賃金が上がったというニュースの中で、最低賃金ラインの収入で暮らす会社員の支出を表したものらしい。
これに対してTwitter上では、食費が高い、通信費が高い、贅沢しすぎと大騒ぎになっている様子でした。
ちょっと今日はこのグラフについて考えてみたいと思います。
まず、手取り23万というところですが、これは私の収入と全く同じです。
私も中小零細企業に勤めていますが、中小企業の給料なんてこんなもんだろうと思っています。
もちろん役職がついていたりすればもっともらえるんですが、私は31歳、中途入社2年目なんでこんなもんです。
要するに手取り23万に対しては特に違和感なし。
人によっては多すぎる、少なすぎるという人もいるでしょうが、私の生活水準からすればまあ普通といった感じ。
次に食費4万。
これはちょっと高いかと思いました。
いかんせん私が食費15,000円で抑えているので(笑)
でも食費4万になるのも仕方がないよなと思ってしまうのが次の項目…
月の労働時間300時間
贅沢し過ぎだのなんだのと騒がれておりますが、何よりもおかしいのはここだろうと思うのです。
週5日勤務だとしたら毎日5~6時間の残業ってことでしょう?
いやいや、どう考えてもここが問題でしょう。
それだけ残業して帰ったら自炊をする時間も取れず、コンビニやファストフードで食事を済ませ、考える間もなく寝落ちする。
そんな生活が容易に想像できます。
自分が同じ状況だったら本当に何にもできないと思うんですよね…。
私も同程度の収入で暮らしていますが、私はこの方に比べ圧倒的に時間が多いのです。
ほぼ残業がない会社で働かせていただいているので18時には家につきます。
そこからスーパーで安く食材を買って、自炊することもできますし、空いた時間で複業を動かして収入を作ることもできています。
しかし、時間がないと固定費を削減するための行動や別の収入を作り出す行動など到底とることは出来ません。
自分の人生を振り返ることすら難しい…。
これが最大の問題だろうと考えています。
残業で疲れ果てた体で、未来を創る生産性の高い思考を行うのは本当に大変です。
お金がないのもそれはそれで大変ですが、時間さえあれば未来を思考することは出来ますもんね。
私自身、つい最近まで非正規社員として働いていて、手取り20万あるかないか程度の生活をしていましたが、常に残業がない職場を選んでいたので時間的余裕はありました。
手取りは少ないので金銭的制約は多かったですが、時間は作れていたのでその中で自分が思う最良の選択をし、幸せに生きてこれたという自負があります。
私もサラリーマンとしても働いたり、自分でビジネスも動かしてみたり、借金を背負ったり、いろいろな経験をしてきました。
それでもやっぱり思うのは人生は時間が作っているんだということです。
お金はあったほうがいいに決まっています。
なぜならたくさんの選択肢を用意してくれるから。
出来ることが広がるのであるに越したことはないのです。
しかし、お金だけではダメなんです。
選択肢だけではダメなんです。
選択する自由を与えられないといけないんですね。
選択する自由を与えるもの、それが時間なんだと私は思っています。
だから常に時間のコントロールだけは失わないように気を付けているんです。
コントロールを失うとあっという間に疲弊してしまいますからね。
常に自分の人生は自分が動かしているんだという感覚を持ち続けていたいものです。
万人にとっての答えなんてありませんが、いかに自分の時間を作るかということがやっぱり大切なんだなぁと感じた出来事でした。