自分の責任で生きる
昨日は友人と家で食事をしながら、あーだこーだと人生について語り合っていました。
ハッシュドビーフを作ってふるまったのですが、ありがたき大好評。
客人に料理をふるまえるようになったのは最近の大きな収穫といえそうです。
昨日の話題の中で出てきたのは「自分で考えて行動する」ということの大切さ。
以前、ビジネスを展開していた時は、同業者の先輩にくっついていろいろと学んでいました。
同じ仕事をしていて、しかも自分よりもうまくいっている人だったのでノウハウを教えてもらったり、仕事を手伝ってもらっていたんですね。
しかし、先輩との距離感が近づくにつれ、何かを学ぶというよりかはその人自身に依存するようになり、うまくいかない時はその人のせいにするようになっていきました。
この人についていけばなんとかなる!という思いが裏目に出たパターンです。
結局、その人のそばにいて結果を出すこともできずにその人との距離は離れていきました。
自分自身でビジネスを展開しているのに、誰かの言うとおりにやればうまくいくとか、この人についてさえいれば大丈夫とかありえないんですよね。
結局やるのは自分だし、周りと自分はどれだけ同じ環境にいようとも違うものなのです。
その後、本当にひとりになったときに自分で考えるしかなくなりました。
もちろん、うまくいかないことだらけ。
でもその時に初めて、自分で決めて自分で行動することがどれだけ楽しいことかを学びました。
失敗しても、自分で決めたことだから心から反省することができるし、変化しようとも思えるんですよね。
自分で考えて、自分で選択をし、行動する。
この感覚が本当に大事だし、どんなにいい環境にいたとしても、このコントロールだけは失ってはいけないんだなと改めて思います。
誰かに指導をする時もそう。
こうしろ、ああしろではなく、その人自身に考えさせ、そして行動をさせる。
指導する側は道から大きく外れそうになった時だけ正すくらいでいいんです。
最初から正解し続けるように教え続けたら、指導者がいないと何もできない人が育ってしまいますからね。
これこそが依存なんだと思います。
良い指導者はその人自身に考えさせ、その人が自らの責任で持って動けるように育てる人だと思っています。
ただ一緒にいてあげるのではなく、自立できるようにサポートをしてあげること。
それこそが本当の指導なのではないでしょうか。
コントロールするのではなく、自分自身をコントロールする方法を教えてあげる。
そんな人に私もなりたいものです。
何があっても自分自身のコントローラーを手放すことの無いようにに生きていきましょう。
自分で操縦し、失敗し、学んで、再び操縦桿を握るのです。
名パイロットの隣にいるといい景色が見えますが、自分が見たい景色は見ることができません。
名パイロットの飛び方を参考にして、自分だけの飛行機を飛ばしましょう。
そこにはあなたしか見ることができない、最高の景色が広がっているはずです。