4STEPPER’S DELIGHT

マイケルローチ直伝、夢を叶える4つのステップや元気になる考え方をお伝えします。

ネガティブは誰かの力になる

三連休初日。ここ最近の寒さがうそのように温かい一日。

このまま春になればいいのになんて思うけど、冬があるから春がより春らしく感じられるんだと思い出す。

 

僕の20代は間違いなくチャレンジの20代だった。

 

順風満帆に進んできた学生時代。

そこで積み上げたものを一度放棄して、じぶんのやりたいことを人生かけてやってきた。

 

周りの反対を押し切り、大きなチャレンジにでたんだ。

 

それだけのチャレンジだから、必ず成し遂げられると思っていた。

必ず形になると信じて疑わなかった。

 

だけど、いつの間にか、自分で人生をコントロールできなくなっていたんだ。

 

こうしたほうがいい、こうでなければいけない、期待にこたえたい。

結果を出すために、じぶんの気持ちをたくさん押し殺してきたんだ。

 

これをやらなければ結果は出ない、でも人に嫌な思いはさせたくない。

じぶんの中で、こうあるべきという思いと、自分の本当にありたい姿の葛藤が延々と続いた。

 

ずっとアクセルとブレーキを踏み続けていたんだと思う。

だから、前に進んでいるようで、エンジンが悲鳴をあげているだけだったのかもしれない。

 

しかし、ある時、大切な人が僕のアクセルを踏む足をそっと上げてくれた。

 

もっとあなたらしく生きたほうがいい、あなたにはあなたらしいやり方がある

 

アクセルを踏むのをやめた僕は、一度しっかり立ち止まって周りの景色を見る。

ずっと前しか見ていなかった僕は、ふと横や後ろをじっくり振り返ってみた。

 

犠牲にしていないようで、たくさんのものを犠牲にしてきていたんだ。

 

僕の大切にしてきた人生観や価値観が無造作に捨てられていた。

 

もちろん学んだことも多い、いい経験はたくさんできた。

 

そしてここまでかけてこなかったらブレーキを踏めなかっただろうと思う。

 

まだ何かあるんじゃないか、まだ何か・・・と思い続けていたかもしれない。

 

その大切な人の言葉は僕に人生を深く考え直させるきっかけになった。

 

たくさんたくさん考えた結果、理想の自分を追い求めて足りないものを埋めていくよりも、

今できることで、今いる人たちの役に立ちたいと思うようになったんだ。

 

目標を設定し、それをなりふり構わずクリアしていくことだけが正義だと思っていた自分が、無理をしていたことに気づいた瞬間だった。

 

今は引っ越しも控え、大きく環境を変えつつある。

 

正直、不安や恐怖も大きい。眠れない日も多くある。

 

だけど、じぶんが納得して出した答えだから、後悔は全くないんだ。

じぶんで選んだという100%の思いがあるから、心はすっきりしている。

 

僕の20代は変われない弱さと、自分の選択ができない依存心でいっぱいだったと思う。

だけど、同じような思いをしている人がもしいるのであれば、僕の経験は必ず役に立つことがあるだろう。

 

一見ネガティブな経験はマイナスにとらえられることが多いが、人によっては勇気を与えられる。

 

僕は様々な経験をした分、どん底を味わった分、もっと多くの迷っている人たちに

 

大丈夫だよ

 

と声を掛けられるようになれるかもしれない。

 

それができたら、過去は本当に価値のあるものになるし、

そうなるための今日は本当に価値があると思うんだ。

 

だから、今日もできること、全力でやっていくよ。

 

人生の軌跡が、人の人生に奇跡を起こせると願って。