大変な時こそ誰かに貢献する
被災から約2週間ほどたちましたが、今はほとんど片付けも終わり、事務作業は通常通りできている状態となっております。
工場は全く動いていませんが(笑)
それでも帰れる家があったし、家の電気も水道も通っていたと思うと自分はまだこの程度で済んでよかったんだと思わざるを得ません。
しかし、最初の3日間くらいは帰ったらほとんど布団の上から動けず、ダラダラしてすぐに眠りについていました。
何もやる気が起きなかったんですね~。
疲労と不安とで現実から逃避しようと必死だったんだと思います。
そんなやる気のない状態が続いていたのですが、毎週必ず会ってお互いのサポートをしあっているビジネスパートナーから、平日の仕事のあと東京で会いたいと連絡が入りました。
台風の被災情報はほとんどが千葉のもので横浜の被災はほとんど知られていなかったため、周りの人たちはいつも通りのテンションで連絡をくれていたんですよね。
もちろん、「今はそれどころではない」と瞬時に断ろうと思ったんですが・・・。
なんとなく、一番大変な時こそ誰かをサポートしたり貢献することが大切なんじゃないかとふと思ったんです。
とても誰かを元気づけられるような自分ではなかったのですが、とにかく会いに行くことにしました。
いざ会ってみて今の状況の話をしたらもちろん友人も唖然。
たくさん心配してくれて話を聞いてくれました。
そんな中、私は私でこの被災経験の中で学んだことを話して、少しでもパートナーに貢献出来たらという想いで話をしていました。
すると、自分がみるみる元気になっていくのが分かるんですね。
結局いつもは2時間程度で終わる会も3時間以上話続け終電まで盛り上がってしまいました。
自分がつらい思いをした時、大変な思いをした時は、何もかも嫌になったりします。
もちろん最初はすべてを投げ出して、引きこもってみたり、徹底的に休息に時間を当てることも大切ですよね。
しかし、そんなつらい経験をした時、人は必ず何かを学んでいるんです。
だから、少しだけでも余裕が出てきたら、その学びを誰かに共有してみてはいかがでしょうか。
あなたのつらい経験は必ず誰かの学びになっていきます。
そしてつらい状況でも誰かに貢献をすることで、その誰かからエネルギーをもらうことができるのです。
与えることは失うことではないんですね。
辛い時こそ積極的に与えるということが大切なんだと身をもって学んだ良い経験でした。
結局その後募金をしたり、障碍者の友達に料理をふるまったりと貢献しまくった結果すこぶる元気になっています。
友達からはとても被災したようには見えないとネタにされています(笑)
やっぱり自分のしたことが返ってくるんだな~と被災経験を通して学ばせていただきました。
Ulrike MaiによるPixabayからの画像